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自然は子供を傷つけない

自然とのふれあいの中からいろいろな事を学ぶ、こども自然キャンプが1月にスタートしました。
長男は昨年、1泊2日のキャンプに参加し、今年は初めて年間キャンプに参加します。

かなりの競争率でしたから、参加できることがわかった時は嬉しかったです。

毎月自然とのふれあいテーマが決められていて、その道の先生方からご指導いただけます。
総勢35名の方々がこの自然キャンプにご尽力くださっており、参加者は25名の小学生児童です。

この自然キャンプの責任者でもある先生は、山の中に住み、ほぼ時給自足の生活を送っています。
ひと目みて「仙人のような方」だと思いました。

その先生と一緒に四季によって顔を変える山の移り変わりを体で感じるわけです。
いろんな意味で一年後の子供の成長が楽しみです。

テレビでは、無人島にたったひとりで生活している人の様子を見たことがあります。
取材する人も非常に神経を使っていたようなフシが見え隠れしましたが、自然と共存している様子ははっきりと窺い知れることは出来ました。

が、実際にやってみろと言われると、マネは出来ないと思いましたね。
何のために無人島で暮らすのかという、根本的なことが私たちと考え方が違うでしょうからね。

自然を大切にする事と自然と共存することは、似ているようで違うのかもしれません。
住み易い環境を創る事も、ある意味では生活する上での自然な行為ですからね。
環境に優しい仕事をして行こうと思います。

自然いっぱいのうちの近所

うちの近所には自然がいっぱいだ。
先日は、道端に亀がいた。
本当は日本に居てはいけないけれど、そこら中で見かける、そしてすっかりもう日本に帰化した感のある外来種のアカミミガメだ。

散歩の父が見かけたのだが、干からびてはいけないと、近くの用水路に戻したそうだ。
いいことをしたと思っている父だが、せっかく用水路から上がったところだったとしたら、亀にとってはありがた迷惑だったろう。

その前は、カブトムシの幼虫をみた。
これまた道端に、乳白色の親指ほどもあるまるまるとしたものがあったので、何だと思って覗き込んでみたらカブトムシの幼虫だった。
カブトムシの幼虫なんて土の中に居なくてはいけないものが、どうしてこんなところに野ざらしになっているのだろう。
完全に獲物になりやすそうな体だったので、急いで棒でつついて草むらに飛ばした。

これも、せっかく這い出してきたところだったら申し訳ないなと思うけれども、そこは意思疎通の出来ない生き物同士の悲しいところ、上手いことやってもらいたい。
埋めてやればよかったのだけれど、ちょっと触れない私は臆病者なのである。

そしてつい先日は、30cm程の小さな蛇を見た。
歩道の真ん中に居たので、轢かれないところに移そうと思って棒でつついたら、鎌首をもたげて威嚇された。
もしかして、この子もやっとの思いで草むらから出てきたのだろうか。
そう思いながら、棒に絡げて遠くに飛ばしてしまった。

あれから皆一度も見かけていないが、どうか元気に恨まず生活してくれているといい。
それにしても、私は一体どこに住んでいるのだろうか。
決して山の中ではない、都心からもそう離れているわけではないのだけれど。
人間は自然の力には到底かなわないものだ、と日々思っている。