住宅の企業が、大きな会場を借りて博覧会のような展示会を催すことがあります。
住まいづくりの様々な要素を一度に知ることができます。
住宅取得予定の立場からすると、比較検討しやすいのがいいですよね。
実物大の構造躯体が数棟並びその周りに部品や各種素材など各種ブースが用意されています。
躯体では、内部に入ってどのような施工が行われて、そこにどんな工夫や性能が隠されているのかを詳しく紹介されます。
こうしたことはモデルハウスでは体験できないことなので、理解度は上がります。
イベントではたくさんの実験が行われます。
木材と鉄骨材のどちらが耐火性能に優れているか、とか免震装置つきとそうでないものとでどれだけ揺れ具合が違うかなどを体験できたりします。
一軒家をと考えている方もそうでない方も、とても為になるイベントだと思うので一度参加されてみてはいかがですか。
企業側もマーケテイングの場所になっていることでしょう。
どの企業のどの住宅に人気があるか、どういったイベントが反応率が良かったか、成約率や売上はといったセグメント別の情報が得られることは、大きいでしょうね。
あれだけの住宅が並ぶと、購入意欲も増すでしょうから、大規模な住宅展示場は今後も増えていくでしょうね。
古くなったモデルハウスも、格安で売れるでしょうし、それを狙う手もあります。
キズものではないですから、新築同様で定価より2.3割安いわけですからね。
新婚さんは特に夢がふくらんでいくことでしょう。
マイホームの方が良いか賃貸が良いか
夢のマイホームと言う言葉を聞くことがあります。
でも、本当にマイホームを手にすることが良いことなのかどうか、それは断言することはできません。
快適な部屋に住みたいと言う気持ちはあります。
でも、自分の家を持つという事とはちょっと違うような気もします。
そんな風に私が思うようになったのには理由があります。
俗にいう近所トラブルと言うものに巻き込まれてしまったことがあり、その時そう思うようになったのです。
家と同じように運悪く巻き込まれてしまった近所の人も同じことを言っていました。
もし賃貸であれば、すぐにでも引越しできたでしょう。
しかし、マイホームとなればそう簡単には行きません。
ローンもありますし、気持ち的にも複雑です。
ですから、マイホームを持つことが本当に幸せなのかどうかは正直分からないのです。
でも、見方を変えれば良いこともあります。
それは強くなれるということです。
何としてもローンを払いきるぞと言う頑張る気持ちにもなれますし、そう簡単に負けて引っ越そうとも思いません。
可能な限り問題解決をして、乗り越えようと考えます。
それでもどうしようもない場合は、手放すことになるかもしれませんが、それまでにきっと物凄く頑張ると思うのです。
マイホームの方が得するとおっしゃる方もいれば、賃貸の方が実は経済的だと言う方もいます。
どちらが本当なのか私には分かりませんが、いずれにしてもよく考えて判断するべきことなのは間違いないでしょう。
ただ、やっぱり私は思うのです。
幸せな生活は住む場所には関係ないことなのだとしみじみ思います。