カテゴリー
経営

オフィスは禁煙で

私が10年くらい前に勤めていた会社は、部署ごとに階が分かれていて、各フロアには大きな部屋が1室あり、部署に配属されている社員が机を並べて働いていました。

そういう形体のオフィスはいまでも数多くあると思いますし、小さな部屋に数人ずつ分かれているよりも、大部屋のほうが私は好きです。

唯一、私が嫌だったのは、部屋が禁煙ではなかったことです。
私が所属していた部署や課にはヘビースモーカーが多く、常に誰かがタバコを吸っていたように思います。

ですから、部屋の中はなんとなく曇っていて、空気はとても悪かったんです。

そこを退社してから、いくつかの企業で働いてきましたが、どこも室内は禁煙なので、当時の部屋の環境の悪さを改めて思い知るとともに、空気のきれいなオフィスで働くことの快適さをありがたく思っています。

今でこそ、禁煙が当たり前の時代となりましたが、当時は男はタバコを吸わずしてサラリーマンが務まるか、という訳の分からない論調が社内に蔓延していたのです。
これは、お酒に言葉を置き換えてもいいでしょう。

そんな事を豪語していた人は、肩身の狭い思いをしているそうですよ。
会社にしがみ付く事ばかり考えて、出世もしていないという近況を聞いたときは、視野の狭さは人間も小さくするものだなと、妙に納得した覚えがあります。

現代の快適なオフィスには煙は立たないのです。

古い事務所

もう古い事務所では、働きたくありません。

そう言って、突然、辞表を出してきた後輩が居ました。

上司はあっけにとられていたようで、当然、そのような理由で辞表は受理するはずもなく、上司預かりで保留になっていますが、当の本人は思い切り休んでいます。

社長も困り果てているようで、何度か電話や訪問で話し合いを持ったようですが、本人の意志は固く、彼の仕事の後釜も見つけなければならないので、辞表を受理したのか最近です。

若い子の考えることは、よくわからないのですが、本人曰くは、事務所とオフィスは違うものだというのが主張。
イメージとしてはGoogleなんだそうで。

ゆとり世代と言いますか、ゆとりジュニアは怖いですね。
本質を見たり知ろうとする教育体系が、残念ながら日本には無いですし、過去をさかのぼっても、その子の親も同様の教育レベルなので、思考はもはや遺伝的なのですよね。

新しい事務所でも、仕事が出来ない人は出来ないのです。
要は、空間ではなく、思考が大切なのですよね。
会社に利益をもたらさない人物は、極論すると不要なわけですから、理不尽な意見は通用しません。

後々泣きを見るのは彼女です。
仕事ぶりも指示待ちでしたし、わかりやすく説明しない方が悪いと、自分の理解力を棚に上げてましたから、もう、どこの会社も採用しても荷物扱いでしょう。