私は両親の家から離れた場所に今暮らしている。
しかも姉が暮らしている場所も、兄が暮らしている場所も本当に遠い。
家族だけならまだしも、学生だった頃の友人も遠く離れてしまった。
こういうことを考えると今あるインタ-ネット通信手段に感謝せずにはいられない。
現在ではお互いパソコンにそのソフトをもっていればただでテレビ電話ができたり、わずかな通信費で会話ができたりする。
海外であっても同じことが言える。
それゆえ遠くで暮らしていてふと家族が恋しくなったり、何かニュ-スがあったりするとパソコンを早速開いて電話をしてみる。
本当に便利な時代になったものだ。
意外に遠くに住んでいる方が家族の様子や友達の近況を知ることができたりするのだから不思議なものである。
しかも近くに居たときは素直に言えなかった言葉も、離れてみてこうした通信ソフトを通してだとはっきりと伝えられたりすることもあり自分自身に驚いてしまうことがある。
こういった最近の通信ソフトを利用しはじめてからは、近くに住んでいさえすれば家族や友達のきずなが強くなったり自然と保てるわけではないかもしれないなぁ、と思うようになった。
ともかくどんな方法でも家族や友達と何度もコミュニュケ-ションをとりやすくなったことは非常に嬉しいことと言えよう。
ネットで国際的なコミュニケーション
アメリカ在住ですが、20年ほど前はまだインターネットも深く浸透しておらず、日本に住む親兄弟との連絡手段は手紙や電話しかありませんでした。
メールが普及しても、年老いた日本に住む両親はIT関係には全く知識がなく、手を出そうともしません。
スマートフォンが普及と進化を遂げても相変わらずでした。
実家近くに住む妹がiPhoneを持ち始めてから、アメリカと日本間で無料でFacetimeが出来るようになったのは画期的でした。
なかなか会えない、可愛い孫たちの顔を見て微笑む両親の顔を見ると、ITの進化があと20年早かったならと思うと同時に、両親が元気でいる間に昔では考えられなかった夢のようなことができるようになったことに感謝しなければなりません。
日本に里帰りする時に困るのは、誰でも使えるWifiスポットがないことです。
短期滞在のために日本での携帯を契約するわけにもいきませんので、レンタルポケットWifiを借りています。
これで、妹や友人たちとの連絡、待ち合わせにはiMessageでやりとりすることが可能です。
このポケットWifiは田舎でもシグナルもよく、10個のデバイスまでカバーしてくれて活躍しているのですが、家族5人での里帰りとなると、1台のポケットWifiでは家族が別行動する時にWifiを持っている者しか連絡が取れないことが問題となります。
実家はWifiどころかPCもありませんし、外出先で二つのグループに分かれての行動もできないのです。
アメリカではスターバックス、マクドナルド、空港、レストラン、デパートなど、無料Wifiを提供しているところが少なくありません。
日本でも空港や大手チェーン店などでWifiを提供してくれたらよいのにと思っています。
次のオリンピックまでにはこの点が改善されるのではないかと密かに期待をしています。