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創作活動

読書の秋

近年の日本は、四季と呼べるほどきちんと季節が分かれてくれなくなってきている気がするけど、短くても少しは秋が感じられて、今日はなんだか嬉しかった。

日中、日差しは夏みたいに痛くて、外に出るのもためらうけど、金木犀の香りが漂って来たので、嬉しくなって日陰を探してみたのだ。

大好きな読書を思い切り堪能できる季節である秋。
今日の日陰は、絶好の読書場所だった。

昔は、ミステリーばかり読んでいたのだけど、年齢を重ねるうちにほんわかする物語やエッセイを読みたくなってくるのは、少し癒しを求めているからなのだろうか。
読んだ後に少し泣けるぐらいがちょうどいいと思ってしまう。

やっぱり、青春の懐かしさだったり、大人になってからの切なすぎる恋愛だったり、日常のほんの少しのいいことだったりを題材にしたものを選んでいる最近の私は、たまに大丈夫か?と少し心配にもなるけど、まぁ、そんな時もありかな。

読書の秋が終われば、例年なら、食欲の秋に移行します。
さあ、がっつり食べるぞ。

読書をするだけでリラックスタイムに

私は子供のころから本を読むのが大好きでした。
あまり活発な女の子ではなかったのだけれど、友達と外で遊ぶのも好きでした。
でも、3つ年上の姉と一緒に姉の友達と遊ぶことが多かったので、どうしてもついていけないこともありました。

そんな時は、片隅で本を読んでいるのが好きでした。
とくに好きだったのは自分では経験できないような冒険をするお話。
自分と同じぐらいの年の子たちが近所を探検してまわったり、大人に内緒で探偵の様なことをしているお話はどきどきわくわくしながら読んでいました。
大人になった今も、ミステリー小説等を読むのが好きですが、残念ながらなかなかゆっくり読書する時間が無くなってしまって、雑誌を読む程度になっています。
でも唯一私がゆっくり本を読むことができるときがあります。
それが、海外旅行に行ったときです。
飛行機の中の長い移動時間には本を一冊読んでしまうこともできるし、旅行先のホテルでも寝る前に本を読んで過ごしたりすることもできます。
もちろん疲れてしまって読めない夜もあるけれど、わたしにとっては読書もリラックス方法の一つになっているかもしれません。
最近は、電子書籍で本を読む方も多くなっているみたいだけれど、私は一冊の厚さを感じて、今どのくらい進んだかを感じながら、ページをめくっていくのが好きです。
自分の手にその本の重みを感じながら読むことは、読書の楽しみなんだと思っています。