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経営

アルバイトの経験

時々、いや、最近では常日頃、パートに出ていて思うことがある。
同じ職場で働く人について、今までの仕事というかアルバイト経験があるかないかでこうも違うか、ということである。

仕事を覚える早さや能力は、バックグラウンドも多少は関わってくるが、かなりの確率で挽回できるし、向き不向きはその人自身の性質なのだが、コミュニケーション能力と勤怠管理については、本当に経験がものをいうらしい。

経験のない人だと、まず挨拶ができない。
そして、仲間として働く気になかなかなってくれず、一人で会社と働いているような考えの人が多い。
さらに、無断欠勤や無断遅刻をしても、反省の度合いがかなり低いのである。

これが、経験の差なのか、時代の流れなのかは定かではないが、少なくとも経験のある人との方が、一緒に働きやすい印象は受けるのである。
もちろん基本的な人間性で、その差は埋めることが出来るのではあるが。

働く意欲の無い人間ほど、親から仕事観や仕事について、勤労とは何かを話し合ってきていない傾向が見受けられる。
だから、ある程度、心身が見た目は成長していても脳内は未熟なままなのである。

こうなると、余程の事が無い限り更生は無理である。
切り捨てられるか、国外のアウトソーシング並みの低賃金の労働しか与えられない。
基礎教育が大事であることを疎かにした親と自立心の無い自分の責任である。

物流のアルバイト

私は今事務の仕事をしていますが、学生時代には接客や物流のアルバイトを経験しています。
お金を稼ぐということはとても大変なことでしたが、なかなか楽しく働くことができました。
以下、私が過去に経験したアルバイトについてお話ししたいと思います。

アルバイトを始めたのは、高校1年生の秋で、物流関係の仕事でした。
私の兄もその会社で働いており、部活動に入らず、時間を持て余していた私に兄が紹介してくれました。

仕事内容は、検品された商品を、店舗ごとに振り分けるという、単純な作業でした。
しかし商品の中には、入浴剤などの重たい物も沢山あり、中々の重労働でした。従業員のほとんどがパートの女性で、その他に私のような学生が数名いました。
おしゃべりも交え、楽しく働くことが出来ました。大学受験の勉強に専念するため、そのバイトを辞めることになったのですが、もっと長く続けていたかったです。

大学進学後は、DVDやCDのレンタルショップにてアルバイトを始めました。
内気な性格だった私ですが、接客を通じ、社交的な性格になれたと思います。
またスタッフ同士仲が良く、仕事終わりにファミレスへ行ってダラダラおしゃべりするのが日課でした。
時にはお客さんから理不尽なクレームをつけられたり、社員の方から元気がないと叱られたりと、嫌な気持ちになることもありましたが、みんなが励ましてくれたので、そのバイトを大学4年間続けることが出来ました。

就職が決まり、最後のバイト出勤の日は花束などのプレゼントを貰ったのですが、感動と寂しさがこみ上げ、大泣きしました。
アルバイトでしたが、心からこの職場で働けて良かったと思います。

アルバイト先で出会った方々とは、今でも連絡を取り合い、たまにお茶などしています。
今はもうみんな別々の職場で働いていますが、会うと昔話に花が咲きます。
一緒に苦労を乗り越え、強い絆で繋がる仲間は、これからも大事にしたいです。
また、当時の仕事へのヤル気や情熱を忘れないよう、今の仕事も頑張りたいです。