獅子舞は中国特有の民間芸術であり、スポーツの一種でもあります。
私の大学の時に、学校に何か祭りや盛大なイベントがあったら、必ず獅子舞があります。
普通に二人や三人が一組みで、ガシラをかぶっていろいろな動作をして踊ります。
踊りと言っても、運動量は大きすぎるから、獅子舞を踊る人は女ではなく、鮮やかな服を着いて、ガシラをかぶっている若い男です。
獅子舞を踊る時にかぶっているガシラの一番可愛いところは目です。
二人や三人の中に一番前に立っている人は両手で獅子の目をコントロールするから、獅子の目が自由に開かれて、閉められます。
ほんとに生き生きします。
実は獅子舞の起源は中国ではなくて、古代の西域だそうです。
仏教の伝えにとともに中国に伝えられました。
何千年の時間を経って、中国特有の民間芸術になりました。
日本の獅子舞は、ちょっと大人しい動作ですよね。
これも日本の「静」を表しているのでしょう。
個人的には、日中どちらの獅子舞も見応えは十分に感じています。
ただ、日本では、お正月しか獅子舞には、お目にかかれないですし、更には、出現機会も減っているそうですね。
お笑い芸人さんが、獅子舞をやっているのは、何度か見たことありますが、あれはあれで面白いと思います。
伝統芸能は、どんな形にせよ、残していきたいものですよね。
後継者問題は、常に付いてまわると思いますが、動画などで動きを保存することで継承することは可能ではないでしょうか。
新年の前と後
年末年始といえば一年の中でも、クリスマスや大晦日、そしてお正月と様々なイベントが目白押しですが、その分終わったあとの脱力感も大きい気がします。
特に正月すらも済んでしまえば春が訪れるまではただの冬である、ということがなおさらです。
師走というだけあって年末は本当に気忙しいものです。
特に最近ではクリスマス商戦が11月内から行われるようになってきたので依然と比べてもより早く年末の雰囲気に飲み込まれていく気がします。
まだクリスマスなんて早いだろう、なんて言っているうちに12月に入り本当のクリスマスシーズンを迎えてしまうわけです。
クリスマスがどうにか過ぎても今度は本当の意味での年末、年越しが待っています。
大掃除や年賀状書きなども控え、年越しに関連するイベントも多く開催され大晦日に年末「らしさ」はクライマックスを迎えるのです。
そして正月を迎えるとあの気忙しかった雰囲気はどこへ行ったのか一仕事終えたような弛緩した時間が訪れます。
初詣など正月でも忙しい方もおられるかもしれませんが。それでも年末の忙しさとは比較にならないでしょう。
そして正月も三が日が過ぎ、仕事始めを迎え、ついに日常の生活が戻ってきます。
その後は節分などはあるものの、桜の季節を迎えるまでは年末年始の狂騒が嘘だったかのような静かな日常を過ごすことになるわけです。
毎年訪れる年末年始というイベントでは当たり前のことではあるのですが僅か数週間の間に、さらに言うならば大晦日と元日の間の年越しという僅かなターニングポイントのあいだでこうもいろんなことが変化してしまうことにどことなく面白さを感じてしまうのは私だけでしょうか。